2018-01-07 炎の魔剣 -鞘を求めて- 82 82 嫌な予感を押し殺しながら歩を進めると、予感の正体が目に見え始めるのだった。それは うぞぞ……うぞぞ…… 洞窟の壁から無数の腕が生え、ゆらゆらと何かを待ち構えているかの様だった。さながら地獄絵図に通じるものがある悍ましさだった。貴方が近寄ると、ゆらゆら動いていた腕達は、はっきりと貴方を意識したようだった。試しに近づくと、貴方を捕まえようと揺らめくのが見て取れる。貴方は、 意を決して進む→54 引き返してもうひとつの道を進む→26