ゲームブックの作風
堅い小説風、またはラノベ風
堅い小説風なのは、もともと外国で発行されたファイティングファンタジーシリーズは翻訳するにあたって、出来るだけ忠実に訳したためと思われます。
ラノベ風なゲームブックが増えたのは、ファミコンのゲームを題材にしたゲームブックが市場に出てきたため。
堅い小説風のゲームブックは年齢層を絞らない作りなのに対し、ファミコンが題材のゲームブックは、基本は小中学生に向けて作られたので、ライトな印象がありました(ドラクエ2・3とかFFとかウルティマとか)。
ここら辺は好みの分かれる所だけど、それぞれに良い所もあります。
堅い小説風
このタイプのゲームブックは、本当に「何々をした」「どうする?」「結果は〇〇だった」なんていう、本当に飾り気のない物だったけど、何も描写されていない部分を想像する余地があったんですねぇ。
「草原に馬が駆けている。移動手段としてはこの上ない。捕まえようか?」
みたいなシーンでは、どんな草原で、どんな馬なんだろう、っていうワクワク感を自分で生み出せたのはいい思い出(妄想ともいうw)。
例えばイギリスの草原で駆けるしなやかな馬なのか、モンゴルの広い大地を駆ける力強い馬なのか、はたまた西部劇風な荒野交じりの草原を群れる馬なのか……。
捗るわー(´・ω・)……う゛う゛んっ。
ラノベ風
こちらの場合だと、描写は(雑なのが無いとは言わないけど)大体丁寧に書かれているので、想像の余地はありませんでした。
ファミコンゲームが題材だったりすると、乗り物に乗るってことをそもそも知ってるものとして描写したりする場合もありましたしね(チョコボとか)。
ラノベ風は「物語をなぞる」のが主目的でしたし、対象年齢も比較的低めなので、横道は殆どありませんでした。
……実は両極端なこの二つの間ともいえる(のか?)ハイブリッド型のゲームブックもあります。
題材がファミコンだったりする割に、硬派な所もありつつ、文体がライトな読み易いゲームブックです。
ある意味日本独特のスタイルと言えるでしょう。
これらの話はまたおいおい。
っつーか自分で作った奴を上げるつもりだったのに何故こんな時間に? (´・ω・)アソンドッタカラヤネンケドナ