少年アムルの冒険 02 ~初めての任務~ 39
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「これを受けます」
「はい、受け付けました。この依頼は市場の方ですね。直接担当者の方の所まで行って下さい」
受付嬢の無駄のない指示で市場へと急ぐ。
市場について見ると今日は休みなのか、人はまばらだ。中央にある案内所に依頼の話をすると
「おお、来てくれたか。坊主、こっちだこっち!」
と、向こうの方から見つけてくれた。凄い大きなおじさんだ!
「番号札の荷物を、それぞれ対応する番地へと届けて欲しい。途中追加で荷物運びを頼まれたらそれも頼まぁ。ただし、荷物の番号は時間も示してるから、荷物の番号の若い順に運んでくれよな」
そう言って貴方の手に荷物をドンドンドン! と置いていくのだった。お、重い……。
「11番が19番地の家、14番が26番地の家、19番が31番地の家だ。間違えるなよ? あとちゃんと受領証貰ってくるんだぞ」
それだけ言うとさっさと仕事へ戻ってしまった。
さあ荷運び開始だ!→36