ゲームブックを作ろう その12
定番のアンデッド
E.陰鬱な墓地
【E】
壁を登ってしばらくの間は固い地面だったが、しばらく進むと柔らかい土へと変わっていく。さらに進むと随分と広い空間があらわれ、広い空間故壁が遠くなったからか、かがり火がぽつぽつと設置されていた。
空間の中央部分に続いているかがり火を頼りに進んでいくと、石で作られた何かがたくさん見えてきた。……墓だ!
走って通り過ぎる→【E01】
気をつけながら通る→【E02】
【E01】
こんな陰気な所は走って抜けるに限る!
ただ、何かに焦るかのように走り出した貴方は確認を怠っていた。かがり火は墓地の入り口と出口のみで、墓地内は今までより暗かった。だからだろうか? まるで新しい死体を埋めるためにあるかのような掘り返された地面に気付かなかったのは!
不意に現れたくぼみに足を取られ、墓石にしこたま頭を打ち付けたあなたは気を失ってしまった。
→【Eend】
【Eend】
行動不能に陥った貴方は試験終了後に回収されるまで、いつの間にか集まっていた死体の山に埋もれていたのだった。試験であって良かったものの本来なら命は無い。そして……何よりも臭くなっていただろう。
GameOver
【E02】
何が起きるか分からないので貴方は慎重に墓地を進むことにする。
墓地の中にはかがり火は無く、入り口と出口にあるのみだった。下手に急げば足元をすくわれかねないのでゆっくり歩を進めると、死体を埋めるために掘られたであろうくぼみを発見する。
事故が起きる前に発見できたことに内心ほっとしつつも歩を進めると、
ザリッ
……何か物音がしたことに気付く。
ザリッ ガッ ゴソゴソ
……気のせいなら良かったが、どうやら
ボコッ! ズルッ! ガコンッ!
眠れない死体達が起き上がってきたようだ! 立ち向かおうにも数が多い!
でも立ち向かう→【E0201】
一時撤退→【E0202】
【E0201】
勇気を持って行動することは称賛される行為だろう。しかし蛮勇はただただ命を縮めるに等しい。貴方は一瞬のうちに死体の山に押しつぶされた。
→【Eend】
【E0202】
かがり火を頼りに入り口まで逃げる。途中くぼみも華麗に避けて撤退するものの、なんだあれ! 奇麗なフォームで死体が走ってくる!? 結局段差の地点まで逃げ帰るはめになってしまったが、どうしようか? 元気な(?)死体共はもうすぐそこだ。
錆びた剣→【E0301】
フック付きロープ→【E0302】
何か入った袋→【E0303】
空の水筒→【E0304】
飛び降りる→【E0305】
【E0301】
貴方は勇敢にも剣を構え! ……死体の山に押しつぶされた。ちなみに剣は早々に折れた。
→【Eend】
【E0302】
フック付きロープを使い、壁から少し下ったところに身を隠す。死体達は追ってこない! どうやらやり過ごせそうだ。
しかしながら死体達は段差の上でうろうろし続け、居なくなる気配はない。
結局貴方は肩を落としつつ、別の道を進むことにした。
→【B】
【E0303】
堅い地面にビー玉を撒き、死体共が押し迫ってきた寸前、横っ飛びでかわす! 死体共はビー玉に足を取られ、段差の下へと落下して行った。
段上に動くものがいないことを確認した貴方は、墓地まで戻って先を進むことにする。墓地の出口までくると、小さな鍵が落ちているのに気づく。持っていくならメモすること。
さあ出口は近い!→【Z】
【E0304】
何に使えるわけでもない水筒を握りしめた貴方は、死体の山に押しつぶされた。
→【Eend】
【E0305】
意を決して飛び降りる! やっぱり高すぎた! 何とか体を回転させながら勢いを殺すも、全身が痛い……。とにかく起き上がらなければ、と思うあなたの視界に、段上から転げ落ちて来る死体達をみて……そしてそれらが起き上がるのを見て……意識を手放した。
→【Eend】
【B】
【Z】
定番のアンデッドに、定番じゃない動き、ギャグ系にはよくあるギャップ物です。
残すは最終場面ですが、戦闘無しにしたためどうすべきか迷う所です。あっさりでも良いかな……。少し現実逃避気味です(´・ω・)ヤッテモータカモ