ゲームブックを作ろう その08
簡易なマップを作る
別にパソコンで作る必要はないです。手書きのメモで十分。位置関係とかメモで書いておくと、頭の中を整理しやすいというだけの話です。要は自分が分かれば良いのです。
話を戻して作業の続きです。冒険の舞台は「駆け出し冒険者の度胸試し」としましょう。
A.入り口です。
B.水辺です。
C.垂直の段差があります。
D.うっそうと生い茂る草むらです。
E.陰鬱な墓地です。
Z.終着点。ボスでも置きましょう。
配置を決めたならそれぞれの冒険を作っていきましょう。
戦闘は作っても良いのですが、今回はアイテム方式にします。
Aは【__START__】から始め、Zにのみ【__LAST__】を置きます。
今日の所はまずAを完成させましょう。
A.入口
【__START__】
新人の度胸試しの時期が来た。貴方はここにあるいくつかのアイテムを手に取り、試しの洞窟にて自身の成長の程を示すのだ。
冒険を始めよう→【A】
【A】
幾つか冒険に持っていけるアイテムがある。ここで手に取れるのは2つまで。慎重に選ぼう。試験官が見張っているのでズルはいけない。
錆びた剣→【A01】
フック付きロープ→【A02】
何か入った袋→【A03】
空の水筒→【A04】
【A00】
どのアイテムを見ようか?
錆びた剣→【A01】
フック付きロープ→【A02】
何か入った袋→【A03】
空の水筒→【A04】
【A01】
あまり手入れの行き届いてない剣だ。ないよりましだろうか?
持っていくならメモすること。
他のアイテムも見るなら→【A00】
もういいなら→【A99】
【A02】
フックの付いたロープだ。引っかけることが出来れば、忍者になれるかもしれない。
持っていくならメモすること。
他のアイテムも見るなら→【A00】
もういいなら→【A99】
【A03】
ビー玉が詰まった小さな袋だ。
持っていくならメモすること。
他のアイテムも見るなら→【A00】
もういいなら→【A99】
【A04】
中身の入ってない空の水筒だ。
持っていくならメモすること。
他のアイテムも見るなら→【A00】
もういいなら→【A99】
【A99】
持っていくものは決まった。もしかして何も持ってなかったりするだろうか?
何も持ってない→【AEND】
しっかり持った→【A100】
【AEND】
「毎年居るんだよ。俺は大丈夫だとか思ってる奴。ちょっと来い。説教だ」
有無を言わさず貴方は連行されるのだった。
GAMEOVER
【A100】
試験官に見守られながら洞窟の中へと歩を進める。
中に入るとすぐに二手に分かれているのが分かる。
左からはかすかな水音が聞こえるが、右からは何も聞こえない。
左へ行く→【B】
右へ行く→【C】
【B】
【C】
こんな感じでしょうか。よくできたと思ったら自画自賛しておきましょう。
BとCは今は何も書かなくて構いません。後で一つにまとめる時に消しますので。
A99を最終項目にするつもりが、書いてる途中でゲームオーバーを作りたくなってしまったので、A100になりました。こういう所もgamebookcompilerの便利なゆえんですね。
Aのシーンの総項目数は12なのでミスもしにくいでしょう。
コンパイルが終わったら、出来上がったhtmlをブラウザにドロップすれば良いだけですので、ちゃんと全項目を踏破できるか、行けない項目は無いかをチェックしておきましょう。
明日以降はBCDEZを書き進めたいと思います。