ゲームブックを作ろう その13
最終部分を作る
Z.最終試験
【Z】
洞窟の最奥へとやってきた貴方は、そこが何かの闘技場のような形になっていることに気付く。
外壁を4分の1程ぐるっと回ってみれば、中に入る門のようなものが見える。
門から入る→【Z01】
もう少し周りを確認する→【Z0A】
【Z01】
門から入ると、試験官の一人が立っていた。
「そこにある武器を拾ってお前の強さを証明してみせろ! 始めはゴブリンから行くぞ!
なお一度使った武器は没収だ!」
少し不格好で大きめのゴブリンが棍棒を構え、試験官の後ろからのっしのっしとやってきた。
……ゴブリン?
軽い剣を取る→【Z0101】
遠距離攻撃のできる弓を取る→【Z0102】
重い戦槌を取る→【Z0103】
【Z0101】
ゴブリンの大きさはともかく、動きや強さはゴブリンそのものだった。
難なく打ち倒して次の相手が現れるのを待つ。
→【Z02】
【Z0102】
弓を引き絞り……ゴブリンをねら……おうと思ったが、既に彼(?)は貴方の弓につがえられた矢に手をかけている。そのまま棍棒で殴られ気絶した。
遠くの敵を射るものだ、と誰かの小言を聞きながら貴方の試験は終わった。
GameOver
【Z0103】
重い戦槌を振り回す! ゴブリン? は最初のうちは避けていたが、途中で急に動きが悪くなって
ゴンッ!
とうとうヒットさせることが出来た。
→【Z02】
【Z02】
ゴブリンを倒した貴方は、遠くの門が開くのを見た。そこには……なんというか……着ぐるみとしか言いようの無い狼男? が立っていた。
どの武器を使おう? ただし、ゴブリンとの戦闘で使った武器は使用できない。
軽い剣を取る→【Z0201】
遠距離攻撃のできる弓を取る→【Z0202】
重い戦槌を取る→【Z0203】
【Z0201】
狼男? どたどたと距離を詰めてきたが、動きは正直遅かった。
難なく打倒して最後の敵が現れるのを待つ。
→【Z03】
【Z0202】
狼男? の動きは正直遅かった。弓を構える貴方にとっては良い的だった。
難なく打倒して最後の敵が現れるのを待つ。
→【Z03】
【Z0203】
狼男? は着ぐるみとしか言いようの無い姿だったが、貴方の攻撃はしっかりと見て反応していたため、全ての攻撃を避けた。
ついには貴方の方がばててしまい、挙句戦槌を取られ、
ゴンッ!
奪われた戦槌で頭を殴られ、気絶する。
気絶するまでの間、「身軽そうな相手に重い武器はNGわん」という声が聞こえてきて、何処が身軽だ……あとわんはない……と心の中でツッコミを入れるのだった。
GameOver
【Z03】
着ぐるみならぬ狼男を倒すと、貴方のすぐ後ろから金属音が聞こえてきた。
全身鎧の戦士が現れた!
ゴズン……! ゴズン……!
……とっても重そうだ
ゴブリンと狼男? との戦いで使った武器は選べない。
軽い剣を取る→【Z0301】
遠距離攻撃のできる弓を取る→【Z0302】
重い戦槌を取る→【Z0303】
逃げる→【Z0304】
【Z0301】
全身鎧の戦士はじっとしたまま動かない。貴方はチャンスとばかりに剣で殴りつけるが効果はなさそうだ。
ただただ時間が過ぎていく。
→【Zend】
【Z0302】
全身鎧の戦士はじっとしたまま動かない。貴方は動かぬ的に矢を射るも効果は無い。
ただただ時間が過ぎていく。
→【Zend】
【Z0303】
全身鎧の戦士はじっとしたまま動かない。貴方はチャンスとばかりに重い戦槌で殴りつける。効果はテキメンだ!
戦士はあっさり倒れた。
→【Z04】
【Z0304】
全身鎧の戦士はじっとしたまま動かない。貴方はチャンスとばかりに逃げ出した!
戦士は追いかけてこない。おかしいと思って近づいて様子を伺うも、反応は無い。呼吸音は聞こえるので中身はあるようだ。
悪戯心が芽生えて膝の裏をコンと蹴ってみるとあっけなくひっくり返った。
→【Z04】
【Z04】
倒れた戦士は起き上がろうともがくものの起き上がれない。じたばたする戦士のそばに、銀色のカギが落ちていることに気付く。
どうやら奥に見えている闘技場の地下に続く扉のカギらしい。
貴方は鍵を開けて地下を進んでいく。すると洞窟を抜けて……
「合格! おめでとう!」
外には様々な格好をした試験官達が居た。幾つかは見覚えのないもの居るかもしれないが、それも些細な話。
貴方は試験に打ち勝った!
→【__LAST__】
【Z0A】
ぐるっと回っていくと、小さな扉があるのが見える。
小さな鍵を持っている→【Z0A01】
持ってないなら闘技場の門をくぐろう→【Z01】
【Z0A01】
扉をくぐると、どうやら控室の方へと続いているらしい。中から話し声が聞こえる。
「ゴブリン役か。まぁましだな。目と鼻の先で試合開始だし、疲れなくてすむな。後の2試合の奴らより遥かにましだ……」
「あー。今日は狼男かー。着ぐるみにしか見えねえよコレ。動きにくいったらありゃしない」
「ぬおおおお! だれか! おこして……おこしてくれえぇ! 最後の試合とはいえ、起きれないと困るぅ!」
どうやら貴方はこれから対戦させられるようだ。
気付かれないよう、闘技場の正面から入り直そう。
対戦相手は分かった!→【Z01】
【Zend】
相手は何もしなかったが貴方には時間制限があった。無情にも試験時間が終わってしまい、貴方は試練に失敗するのだった。
GameOver
【__LAST__】
何はともあれ君はこのゲームの勝利者だ。
GameClear!
戦闘のためのルールを用意してなかったので、あいこ以上で勝てる戦闘にしてみました。ただし出せる手は1つずつ減るというルール。
個人的に、ヒント無しに作者ルールでプレイするのはどうなのだろう? と思ってますので、これまでの行動如何ではヒントを得られる仕組みにしました。
毎回書きますが、パラグラフがちゃんとつながっているか確認しましょう。
次回はこれら全てをまとめ、一つの作品に仕上げます。