ゲームブックを作ろう その02
それぞれの話を作る
前回どういう流れにするのかを決めたので、それぞれのお話を作っていきます。
項目は濃い目の緑、内容は薄めの緑にしてあります。
1.「お使いを頼まれる」
「〇〇君(ちゃん)。お買い物行ってきてくれる~?」
こんな感じですね。選択肢はひねりも無く行くのは勿論、断るのもありです。
ただ、断ったらそこで終わりなのでゲームオーバーですよね。GameOver1とでもしておきましょう。
お使いを引き受ける→2
断る→GameOver1
せっかくなのでGameOver1の項目も作りましょう。
GameOver1.「お使いを断る」
「じゃあ〇〇君(ちゃん)の今日のおやつは無しね」「ぎゃー!」
こんな感じで笑いを誘っても良いと思います。……べた過ぎるから笑えないけど。
2.「買ってくるものを指示される」
「買ってくるものは●と■と▲と……」とお母さんは色々口にしてます。
こうなると普通では覚えきれませんね。なので選択肢でメモを取る取らないを聞いても良いのですが、もっと簡単に
メモを取る場合は「メモを取った」とどこかに記録しておく。
位で構いません。今回は取っておいた方が良い物ですが、冒険の中で「美しい宝石を手に入れた」「実は宝石に擬態した毒虫だった!」なんてパターンも使えるので、メモを取らせることを意識するならどんどん使わせましょう。
なので今回は分岐は無しです。2と3を一つの項目にしても良いのですが、あまり一項目が長いのもよろしくありません。出来ればブログにしろスマホにしろ、一ページ内に収まる程度が理想です。あくまで理想ですけどね。
お金を受け取る→3
3.「お金を受け取る」
お使いのお金「2000円」を受け取る。
前回はお金を受け取る、としか書きませんでしたが、ご時世ですので項目を「お金と買い物袋を受け取る」に変えても良いと思います。買い物袋を持っていく・持っていかない、これでもう一つ分岐を生み出すこともできます。細かい設定をするなら金額もメモするよう指示しても良いかもしれません。
今回は単純な物を作るつもりなのでこのまま出ます。後でいじる余地を残すため3・4は一緒にしません。
さあ買い物に行こう→4
4.「家を出る」
ここで傘を持っていく・持っていかない等の選択肢を増やしたりもできますね。後は自転車とか。アイデアなんて後付けで十分です。でもまぁ凝り過ぎても長くなるので、今回はあっさり店に着いたことにしてしまいましょう。なので「店に着く」の項目を減らし、
家を出て目的地のスーパーへとやってきた→5
としちゃいましょう。
5.「買い物をする」
ここでメモを見るかどうか決めましょう。
メモを見る→61
メモは無い→62
としておけばオッケーです。
61.「お金を払う」
ちゃんと頼まれたものを買えたしお釣りももらった。
こんな感じで良いでしょう。
意気揚々と家に帰った→71
分岐させた場合は分かり易い変化をつけると良いでしょう。また後日もっといい方法を書きますが、今回は単純な形にしておきます。
62.「お金を払う」
うろ覚えだったためお金が足りなくなった。やむを得ずお小遣いでまかなう。
がっかりですね。商品を返す、という手段もありますが、今回は自腹ってことで。
肩を落として家路につく→72
分岐で分かれてから後で一つに戻るとしても、それぞれの分岐にはそれぞれの記述が必要です。html形式なので力技を使えないことも無いですがお勧めしません。そんなことできるならgamebookcompiler使わなくても、素で記述してしまえばいいのです。
今回、71にしても72にしても、すぐ家に帰ることにしたので「店を出る」「家に帰る」をまとめます。ついでに報告までまとめてしまいましょう。項目を増やし過ぎましたね。
71.「買ってきたものとお釣りを返す」
「ちゃんと買ってきたよ」「あら偉いわね! お釣りはお小遣いとしてあげるわ。ご褒美のおやつはケーキよー」「わーい!」
めでたしめでたし。→8
ハッピーエンドですね。ひねりも無く。
72.「買ってきたものと足りなくなったことを報告」
「足りなくなっちゃったからお小遣いから出した」「ちょっと、メモ取らなかったの? 要らないものまであるわよ? 足りない分は出してあげるけど、お釣りをお小遣いで上げるつもりだったからそれは無しね」「とほほ……」→8
自業自得でしょうか……。
8.「お使い完了」
成功にしろ失敗にしろ、君の冒険はここで終わる。
何てお決まりの台詞を置いておくのも良いと思います。
駆け足でしたが、項目を作るのはこんな感じです。次回はgamebookcompilerでパラグラフをシャッフルさせるために形成します。