ゲームブックを作ろう その06
出来上がったゲームブックをいじる
ひとつ前の投稿に完成形を載せてみましたが、パラグラフ間の行間が10だとやはり近そうです。スマホならあまり気にならないかもしれませんが、20か30位にしておいた方が良いかもしれません。
パラグラフの予約の扱いについて
前置きや冒頭部分を書く場合は、無理にパラグラフ1を確保する必要は無いのですが、特に一ページに全部載せる場合は始まるところが必要なので、前置きあるいはパラグラフ1が確定していないと困るのです。
最終パラグラフに関しては、物語すっ飛ばしてエンディングだけ見られるのが嫌って人には、最終パラグラフがエンディングにならないように注意するか、最終パラグラフを予約することで回避できます。
個人的には後書き、特に物語に関わらない、反省や愚痴……はともかく、感謝や色々書く処を用意したらいいと思うのですが好みですね。
どこから始めたらいいか分からないようなゲームブックを作らないようにするのであれば、パラグラフの予約は覚えておいた方が良いかもしれません。
【__START__】は、必ずパラグラフ1を当ててくれるパラグラフ予約用の書式です。パラグラフ1に冒頭部分を書く癖をつけておけば、始まりのパラグラフが行方不明になることは無いでしょう。冒頭部分には前背景の説明や、いかにしてゲームが始まるか、又注意事項などを書いておいても良いでしょう。
@RESERVE=数字は、@RESERVE=の後ろの数字のパラグラフを予約します。ただしそうパラグラフ数を超えるような数値はNGです。一度予約なしでコンパイルしてから総パラグラフ数を確認し、その範囲内で改めて予約するのが良いでしょう。ゲームブックの中にはゲームオーバーのパラグラフが決まっていて、選択肢の先にそのパラグラフが見えたら「ああ、失敗だ」と分かる仕組みになってるものもあります。こちらは好みの問題なので、無理に使う必要はありません。
【__LAST__】は、必ず最後のパラグラフを当ててくれる予約用の書式です。物語の最後をどこかに隠し、最終パラグラフには後書きを書くのに使えるでしょう。こちらも好みの問題なので、無理に使う必要はありません。
これらを駆使すれば、ゲームブックづくりが若干やり易くなるでしょう。
次回はgamebookcompilerにおけるパラグラフの振り方の工夫についてです。